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行程 国民宿舎 土佐-(県道23号線・県道14号線)-桂浜-(35号線)-高知城 午前7時。3回目ぐらいの目覚ましでやっと目が覚める。 10回以上鳴っても起きないことがあることを考えれば上出来だ。 さて、今日は朝食を頼んでないので、朝の支度、例の完全防備をしてすぐに出発することにする。 幸い天気は良い。南は朝日でだいだい色に染まった土佐湾、北には雪をかぶった(!!)石鎚山が見える。 ナンシーおじさんと話をしながら荷物の固定を行い、オーナーにお礼を言って午前7時50分、出発。 最初の目的地は桂浜、その次が高知城だ。あらかじめ地図でルートを確認する。県道23号、県道14号をたどって桂浜に。その後県道35号とたどって高知城。4桁以上の数字を覚えるのが苦手なので、「兄さん、いいよ、最高」と覚えることにする。 8時半が近づくころ桂浜に到着。 朝もはよから観光バスが数台。朝早くから大変だなあ。こんなに寒いのに馬鹿だなあ。 「寒いのにバイクで馬鹿だなあ」というまなざしで自分を見る観光客を横目にバイクを降りる。 朝日に向かって仁王立ちする坂本竜馬像。 実にまぶしそうだ。 坂本竜馬がまぶしそうな目をしているのはいつもなのだが、朝日に照らされてそれが際立って見える。 そこから石段を下りると桂浜。 桂浜自体は200m足らずの小さな浜辺なのだが、月の名所として有名らしい。 海に向かって石を投げて遊ぶ少年を写真に収める。 その後、“闘犬センター”という、外壁にあまりにも不細工な土佐犬が描かれたお土産屋で、“土佐日記”という本の形をした箱に入ったお菓子と、愛媛銘菓“一六タルト”を買い求める。 “あったか高知”という看板に憤慨するおばさんに激しく同意しながら次なる目的地・高知城へ。 「ニーサン、イーヨ、サイコー」 念仏を唱えながら県道をたどる。 高知城は関が原の戦いで徳川家康から土佐一国を拝領した山内一豊が造った城である。1601年に築城が開始され、1603年その大部分が出来上がり、入城。 18世紀に起こった城下町の大火により城の大半が焼失したが、程なく再建され、明治維新の廃城令、太平洋戦争にも生き残って現在に至る。 昭和25年に重要文化財にも指定された南海道随一の名城だ。 実はこの高知城のそびえたつ大高坂山、山内一豊以前にも領主の居城とされたことがある。 南北朝時代、その名も大高坂松王丸という人。 その後戦国時代、長宗我部国親によってこの地が占領され長宗我部氏の居城となるも、川に挟まれた地形のためたびたび洪水に見舞われ、程なく浦戸城(桂浜のトコ)に居城を移した。 関が原の戦い後に土佐に移ってきた山内一豊も当初は浦戸城を居城としていたが、浦戸湾につき出したこの地には城下町形成のための土地の余裕がない、長宗我部遺臣や領民に武威を見せ付ける必要がある、という理由のため大高坂山に再び城が建築された。 さてこの大高坂山、鏡川・江ノ口川という2つの川に挟まれているため、“河内山”とも呼ばれていた。しかし度重なる洪水を忌み嫌った山内氏二代目が“高智山”と改名される。これが後に略されて“高知山”となったのだ。 そんなこんなの高知城に到着したのは午前9時半。 城の敷地内の一部が通勤路になっているのか、多数の自転車が超高速で駆け抜ける。 重要文化財の追手門をバンク角をつけて駆け抜ける。 石畳のコーナーをアウト・イン・アウトで駆け抜ける。 自転車部隊なんてのがあれば意外と苦戦したのではないか、などと思う。 天守閣を目指してテクテク歩いていると、アイスクリン屋さんを発見。 即行で購入。 小さいころ、高知に行くたび父が買ってきてくれていたので、ぜひ食べたいと思いながらも、この時期は売っていないのではないだろうかと心配していたのだ。 このアイス、いわゆる“昔懐かし系”のアイスなのだが、アイスクリンの特徴は“素朴な甘さ”、“さっぱりとした後味”。 乳脂肪分が少なく、シャーベット並みにすぐ溶けてしまうのだが、さすがにこの気温。すれ違う人から嘲笑の眼差しを受けながら、最後まで美味しく完食。 いや、何度も言うけどちっとも寒くないんだよ。なぜならば・・・ さてやっとたどり着いた本丸。 高知城は天守閣が本丸と同じ台の上に乗っている珍しい城だそうだ。 400円を払うとこの本丸と天守閣の中に入ることができる。 重要文化財なのにホイホイと人を入れて大丈夫なのかと思いつつ、建物内に展示された説明を読んでゆくと、新たな事実が判明。 「なにっ!?昭和29年に天守閣の全面修復?」 説明によると、シロアリによる被害が大きく倒壊の危険があったため、“そのまま使える築材はそのまま使用、シロアリの被害が甚大なものに関しては新しいものに取り替えて”全面修復したという。 18世紀に建てられたものがそのまま存在していると思い込んでいたのでちょっと裏切られた気分になる。 釈然としない気持ちを抱きながらもしっかりと説明を読んで、本丸を出たのは10時45分。 マズイ、このままだと徳島にたどり着けないかも。 急いで城山をくだり、出発したのは午前11時ちょうど。 これから海沿いをたどって室戸岬、そこから北上して徳島。 たどり着けるといいなあ。
by u-seigo
| 2006-01-06 07:50
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